バシッ!と良い音のミットで捕球すると、球の速さや重みを感じます。
一方で、ミットやグラブの捕球面にシワができたり革が浮いたりしていると、鈍い音がし、捕球ミスや革の破れにつながり、最悪の場合けがの原因にもなりかねません。
捕球面にシワやヨレができる原因は、捕球面革と裏革をくっつけている接着剤の役目をする「グリス」が少なくなっていることです。
どんなグラブでも、キャッチボールの回数が多いほどグリスは減ります。
「ボールがキャッチしにくい」「捕球面の革が浮いて指でつまめる」といった状態があるなら、グリスの交換の時期です。
ぜひ今使っているグラブをチェックしてみてくださいね。
①グリスを交換するため手口の紐をほどいていく
手口紐を切って、捕球面と裏革を開いていきます。
②少なくなったグリスを取り除く
グラブを開くと、中で丸まったゴミ状態のグリスが。
出来上がりの凸凹をなくすため、グリスや砂、土をきれいにそぎ取ります。
③グリスの瓶を温める
グリスは固形状なので、瓶を温めて柔らかくします。
④10~20g(ビー玉大)のグリスをグローブの中に入れる。
あまりたくさんのグロスを入れると重くなってしまうので、ビー玉大のグロスをへらで塗っていきます。
手口紐の紐交換も終われば、捕球面と裏革が一体化したグラブになります。
ポケットもしっかり形成されて、誰よりも確実な捕球ができるようになります!