グラブのケアをどのように行っていますか。
練習や試合の後すぐにできるケアもありますが、お店に行ってチェック&修繕をしてもらったほうが良いケアもあります。
親指が柔らかすぎる。捕球した時の音が悪い。こんなグラブの症状があれば、一度チェックをしにご来店ください。
親指が柔らかい
練習を重ねたグラブは親指が柔らかくなり、反り返っていきます。
親指がふにゃふにゃと柔らかく、張りがない。そんな時は、親指の芯が折れていることが多いです。
新しい芯に取り替えます。長いほうが親指の芯です。
親指が折れたグラブは、小指もこしが無くなっているので交換をします。
芯交換をした後はこのように親指に張りが出て、頑丈さを感じることができます。
捕球音が悪い
捕球音が悪い場合は、グリスが減っていることが多いです。
グリスとは革の接着剤です。グリスが無くなると捕球面の表と裏の革の密着が悪く、中側の革が寄れたり、ぷかぷか浮いてきたりします。そうすると捕球しづらく、音も悪くなるのです。
このグリスはキャッチボールをするほど減っていくので、定期的に補給をする必要があります。
グリスを入れる前です。
減ったグリスをきれいにそぎ取り、新しいグリスを入れます。
グリスを入れた後です。
グリスの交換をすると捕球面のポケットが再生され、ボールさばきも良くパフォーマンスも上がり、バシンと良い音がします。
普段のお手入れ方法
グラブは定期的にお店でチェックしケアをすることが大事ですが、毎日のお手入れも重要です。
1、グラブの汚れを落とす
まずは、グラブ全体の汚れを布・乾いた雑巾・ブラシで落とします。
グラブの革はグラブに対して縦に繊維が伸びているので、指先に向けて縦に擦ると汚れが落ちやすいです。
2、頑固な汚れにはローション
擦っただけでは綺麗にならない汚れには、ローションを使用します。布にローションを少量取り、薄く伸ばすように塗っていきます。
汚れが浮き出てきたらさらに擦り落とします。
3、オイルを塗る
特にケアしたい場所にオイルを塗ります。全体にまんべんなく塗らなくて大丈夫です。
4、拭き上げる
から拭きをして、余分なオイルを取り除き、グラブにツヤを出しましょう。
5、乾かす
型崩れを防ぐため、捕球面を下にしてグローブを立て、風通しの良いところに置いて乾かしましょう。