グラブは牛革でできています。年齢によって革の呼び方が違い、グラブで多く使われているのは「キップ」と「ステア」です。
●キップ
生後6ヵ月から2年までの中牛の革。しなやかで上質。革の厚みは2.0~2.4㎜。
●ステア
生後2年以上の成牛、6ヵ月までに去勢したオスの革。耐久性に優れ丈夫。革の厚みは2.4~2.6㎜。
同じメーカー・品番でも牛によって革質が異なり、柔らかくなりやすさも違います。お客様のグラブの硬さ・革の厚さなどを聞きながら、グラブ全体をほぐしていきます。
グラブの革紐を緩め、特別なオイルを塗り、「ほぐし、もみ、たたく」を繰り返して型付をします。
型付の内容
●ノーマル仕上げ
本来の硬さを残して仕上げる。実践使用を10割とすると、5割程度の柔らかさにする。
●ソフト仕上げ
すぐに試合でも使用できる柔らかさに仕上げる。実践使用を10割としたら8割程度の柔らかさにする。
仕上げ方
●スタンダード仕上げ
グラブの原型を生かした形。
●ボックス仕上げ
土手部のしっかり感を残した親指、小指の曲がり易さを重視した形。主に三塁手や外野手用など。
●フレックス仕上げ
五本の指が自由に使える、浅く広い形。主に二遊間用など。
型付のアイテム
●トントン機。
●7月に新しく導入したスチーム機。当店独自の、革に優しい方法での型付を行います。
●ゆっくりと「捕球したら握る」を繰り返していくとポケットができ、自分の形になっていきます。
型付のご相談はモストへどうぞ!