グローブを長持ちさせ、トラブルなく使うために一番大事なことは、「濡れた時のお手入れ」。
濡れたグローブをそのまま放置すると、急速に劣化してしまいます。
グローブが濡れる大きな要因は、「雨」と「汗」。
野球が大好きな人ほど、雨の中でも練習をしたり、びっしょりになるまで汗をかいたりするものですよね。
適切なアフターケアで、グローブの傷みを予防しましょう!
グローブが「雨」で濡れた時のアフターケア方法
①泥汚れと水滴を拭き取る
まずは、表についている泥汚れと水滴を雑巾で拭き取りましょう。細かい汚れは乾いてから取るので、先に大きな汚れを取りましょう。
さらに、表側だけではなく手を入れる中の部分まで、雑巾を入れて拭きます。指の奥の部分までしっかりと拭きましょう。
②乾燥の準備をする
新聞をくるくると棒の形に丸め、グローブの指を入れる部分に一本ずつ差し込んでいきます。
さらにタオルを丸めたものを、手のひらの部分に詰めます。あまりギュウギュウと詰め込みすぎないようにしましょう。
③陰干しをする
グローブを逆さにして立てかけ、風通しの良い日陰で陰干しをします。
扇風機を手入れ部に向けて優しくかけておくと尚良いでしょう。
中に詰めている新聞芯が濡れてきたら、こまめに交換します。
④磨く
ローションを布にわずか取り、大きな汚れを拭きます。
全体の汚れや、グローブの中(手のひらの部分)の汚れもしっかり取りましょう。
ローションで磨いたのち、革が乾いてきた状態になったら、オイルを少量塗って磨きます。
ローションもオイルも、塗りすぎ注意です。グローブが重くなってしまうと使いづらくなります。
グローブが「汗」で濡れた時のアフターケア方法
①泥汚れと汗を拭き取る
雨で濡れた時と同様、まずは汚れを拭き取ります。
汗で濡れた場合は、手の平の裏革部分と、ヘリ革を念入りに拭きましょう。カビやニオイを防ぎ、さらに汗の塩分によるひび割れなどを防ぎます。
②③④「雨の場合」と同様、陰干しをして磨く
しっかりと汚れを拭き取ったら、「雨の場合」と同様に乾かす準備をし、陰干しをしましょう。
グローブが濡れた時、やってはいけないこと
グローブは、「熱の力で乾かす」のではなく「風の力で乾かす」と覚えておきましょう。グローブは牛皮なので熱に弱く、特に人工的な熱にはとても弱いです。
以下のような干し方は、革を傷め、変形や変色を引き起こし、結果的にグローブを傷めてしまいます!
【グローブが濡れた時、絶対にやってはいけない6項目】
①日光を当てて干す
②コタツに入れる
③ドライヤーの熱を当てる
④ストーブの前に置く
⑤衣類乾燥機に入れる
⑥電子レンジで熱する
手のひらの汚れを拭くことがポイント!
グローブのアフターケアは、手のひらの汚れをしっかりと取ることがポイントです。
- 臭くなりづらい。
- ぬるぬる感防止。
- 雑菌除去。
- 内側の革のひび割れを防ぐ。
などに効果的です。
手のひら部分は、小さく切った布や綿手袋を使うと上手にお手入れができます。守備手袋を使うのも、汚れ防止になります。
グローブが濡れたら、まずは「拭く」!
グローブが濡れた時は、まずすぐに水滴や汚れを拭き取り、できるだけ早く乾かすことが大切。間違っても、「部室にグローブを置いてきてしまった!」なんてことがないようにしましょう。
グローブの傷みは、雨よりも汗の方が厄介です。日々の丁寧なメンテナンスが、カビやニオイを防ぎ、大事なグローブを長く使うための秘訣です!
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